事例: 新卒採用のコスト削減の為に取り組

2018. 09/18

新卒採用のコスト削減の為に取り組むべきこととは?

  1. 1.新卒採用コストの平均値と主要コストの相場
  2. 2.コスト削減につながる取り組み
  3. 3.まとめ

採用活動を通じて、良い人材の獲得を目指す一方、できるだけコストを抑えることも重要です。
そこで今回は、新卒採用コストの総額や1人当たり単価の平均値、コストが高めの業務項目の相場を見ていきます。
その上で、新卒採用活動の中で、コスト削減できる取り組みをご紹介いたします。
有効なコスト削減策を見出すためにお役立てください。

新卒採用コストの平均値と主要コストの相場

皆さんの企業における新卒採用コストの総額はどれくらいでしょうか。

2018年新卒採用を対象とした「マイナビ企業新卒内定状況調査」では、
企業の新卒採用コストの平均総額は、493.4万円、
新卒1人あたりにかける平均単価は、53.4万円という結果が出ています。

売り手傾向の続く新卒市場です。
新卒採用にかけるコストは上がっても不思議ではありません。
しかし、実のところ、近年は減少傾向にあります。

かけるコストに成果が伴わず、自社の採用フローや手法に疑問や不安を覚える
人事・採用担当者も多く、迷いや躊躇が、コストを抑える動きとして見え隠れしているようです。

では、新卒採用活動における主なコストの内訳を見てみましょう。

求人広告費             50万円~
入社案内などの採用ツール制作費   数万円〜100万円
会社説明会などの会場費       50万円~
内定者などの研修費         50〜100万円

この他、資料やDMの発送費、エントリー通信費、交通費、採用担当者の人件費なども含まれてきます。
採用コストの中で、もっとも大きなウェイトが大きくなりやすいのが広告費です。

ただ、上記は大まかな相場です。以下の要素次第で大きく変動することにご留意ください。

・採用計画(人数・地域範囲)
・企業属性(規模・業界)
・欲しい人材の特性(理系/文系、総合職/専門職)
・どのようなツールやサービスを活用するか
・自社の採用スタッフ数

コスト削減につながる取り組み

では、新卒採用でコストが削減できる取り組みをご紹介していきます。
すでに新卒採用をしている担当者様は、自社の新卒採用の取り組みに照らしあわせてみてください。

明確な採用戦略を立てる

戦略立案・策定は、新卒採用のはじめに必ず行うべき工程です。

明確な戦略がない採用活動は、コスト削減どころか、
すべてのコストが無駄になってしまうことも考えられます。

どのような戦略内容か、そしてこの内容がどのくらい明確に詰められているかが、
採用の成否と、採用活動全体の流れ具合を決めるといっても過言ではありません。

求める人物像、求人内容、広報の方法、人員体制、各フェーズの業務フローなどを
採用目的に沿わせて、企業内でしっかりと準備することが、結果的に無駄なコストを削減します。
外部の専門家からの客観的意見を取り入れていくことも、より的確な戦略策定に役立つでしょう。

関連記事≫ 新卒採用戦略の立て方や年間の採用活動の流れを解説!新卒採用の年間戦略立案のポイントとは?

採用管理システムの活用

新卒採用は、最終的な内定・入社に至るまでに、多くのステップがあります。
その流れの中で、複数の応募者や協力社員に対して、同時に対応していかなければなりません。

学生とのやり取り、連絡はメールソフトを、
評価記録はエクセルや専用ソフトなど活用ツールを、
そしてこれらのソフトを開いたり閉じたりと、作業の種類が多岐にわたります。

抜け漏れや、対応遅れが出やすく、途中辞退の引き金になることもあります。
出会いから内定までの一連の対応の質も、学生の意思決定に影響を与えるのです。

一つのツールで採用活動のすべてを処理、管理できるのが採用管理システム。
抜け漏れや、対応遅れが生じるリスクを軽減できます。
採用スタッフ間の情報共有や相互サポートなどの連携もスピーディーになり業務効率も上がります。

採用スタッフのスキル向上

自社の採用に関わるスタッフの採用スキルも、採用コストに影響を与えます。
採用人員は多いほうがいいと考えがちですが、チーム単位で考えると、
スキルのばらつきは出ますし、コスト増大につながる要素でもあるのです。

たとえば、面接では、的確な質問と評価方法を把握しておかなければ進みません。
企業内にリクルーターであれば、自社アピール力、内定・入社までのフォロー能力も求められます。
研修や教育体制を整えて、できる限り統一化・標準化していくことが重要になります。
社内の教育内容として、一律の指針を持っておくと、外部リクルーターや
そのほかの採用サービスを活用する際にも、方針の浸透・連携もスムーズになるでしょう。

関連記事≫ 新卒採用が上手くいく仕組みをつくる! 採用力強化の仕組みづくりとメリットを紹介!
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まとめ

今回は、新卒採用にかかるコストと、その削減につながる取り組みをお伝えしました。
新卒採用業務は多岐にわたり、活用されているツールや手法は多種多様です。
自社にとってもっとも適切な戦略、方法、ツールを探り、費用対効果の高い採用を行うために、
専門のコンサルティング会社に相談してみることもご検討されてはいかがでしょうか。

— この記事の著者

シーズアンドグロース 新卒採用事業部

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