数字を追う採用からの脱却。全社を巻き込む採用・教育で推進するインナーブランディング
SocioFuture株式会社様
- 所在
- 東京都
- 業種
- 金融・行政・ヘルスケア向けアウトソーシング・システム開発・保守・コンサルティング業
- 規模
- 5,188名 (SocioFutureグループ従業員数)
導入の背景と課題
◯BtoB企業で認知度が低く、母集団が集まらない
◯学生の企業理解不足
◯学生の志望度が上がりきらず、内定承諾後辞退が発生
◯新入社員の学生から社会人への意識や行動の切り替えがうまくいかない
実績や効果
◯自社の認知度の向上や企業理解の促進
◯入社前の不安払拭や横の繋がりの強化による内定承諾率向上
◯内定承諾後辞退率の低下
◯入社1年目の離職率0%達成
実施した施策
◯夏季イベント(インターンシップコンテンツ等)の作成
◯カレッジ型イベント®
◯内定者イベント
◯新入社員研修
ご支援範囲
戦略
・
クロージング
BtoB企業で「知名度が課題」からの逆転!夏イベントに200名動員
今回は、採用から教育まで一気通貫でご支援させていただいているSocioFuture株式会社様にお話を伺いました。
SocioFuture株式会社様は、ATMソリューションを中心に金融・行政・健康分野における、さまざまなソリューション提供を通して社会課題を解決する生活インフラカンパニー様です。
弊社にご依頼いただいた当時は、採用に関して課題感をお持ちでした。当時は、具体的にどういった課題を抱えていらっしゃったのか、改めてお聞かせいただけますか?
当時はオープンカンパニーやインターンシップなどが制度化され、大学側が各種イベントへの学生の参加を強化し始めた頃でした。しかし、弊社は夏のインターンシップやワンデーイベントがまだ整備されておらず、シーズアンドグロースさんにお声掛けさせていただきました。
ありがとうございます。当時は弊社に対してどのような期待をお持ちでしたか。
当社はBtoB企業で、学生からの認知度が低く、選考が早期化する中で、思うように母集団が集まらず苦戦していました。そこで、まずは自社の認知度を上げ、母集団を増やし、選考に繋げてほしいと期待していました。
オープンカンパニーやインターンシップを通して、何か変化や成果などはございましたか。
大きな成果があったと感じています。全体で200名ほどの学生さんに参加いただき、当社の認知度や理解促進にも繋がりました。企業理解が深まったため、通常、最終選考の合格率は50%~60%程度ですが、イベント参加者の最終選考合格率は90%と非常に高い結果になりました!
参加者の質も向上したということですね。コンテンツの作成にあたっては、成果につなげるために、どのようなコンテンツが最適か、どのような「勝ちパターン」が良いかなど、かなり議論を重ねさせていただきましたね。
そうですね。しかし、企業理解の深め方や、自社と競合他社をどういった形で比較するかなど、この様なイベントは私たちだけでは作り得なかったと思います。当社で描けるキャリアについても、どこまで深堀りして、どういう形にすれば学生に正しく魅力訴求ができて、具体的に当社で働くイメージを持ってもらえるのかも、私たちだけでは分かりませんでした。だからこそ、アドバイスをいただいて、議論を重ねて作り上げられたことはとても大きかったです。

新卒の意識を学生から社会人へ切り替える、外部講師という“第3の視点”
採用が軌道に乗ったことで、次のステップとして教育にも注力されるようになりましたね。教育における、当初の課題は何でしたか。
課題は3つありました。
1つ目は、学生の当社理解が深まりきっていない、志望度が上がりきっていないこと
2つ目が、内定承諾後辞退が発生していること
3つ目が、入社後もなかなか学生気分が抜けない新入社員が多いこと
そこで、カレッジ型イベント®や内定者プロジェクト、新入社員研修を設計いただきました。
イベントやプロジェクトを通して、何か変化はありましたか?
カレッジ型イベント®は、企業分析を通して当社理解を深めていただいたり、自己分析を通して就職活動の軸を改めて考えていただいたりする機会になりました。
内定者プロジェクトでは、内定者同士で話し合い、相談する機会が得られたことで、同期間での関係構築が進み、入社までの不安払拭に繋がったと感じています。
その結果、プロジェクト参加者は内定承諾後の辞退率が明らかに下がりました。
さらに、内定者同士の関係構築が進んだことで、その年の新入社員の1年間の離職率は0%でした。内定者プロジェクトが無い時代は、1年間の離職率が5%でしたから、想定以上の効果がありました。
学生と社会人の意識や行動の切り替えについてはいかがでしたか。
新入社員が、学生と社会人の違いを“行動ベース”で理解できるようになりました。
当初は内製で新入社員のフォローを行っていたのですが、社員が研修講師をすると、新入社員は、「学生と社会人が違う」のではなく、「学生とSocioFutureが違う。これがこの会社のやり方なんだ」と感じてしまうことが課題でした。
しかし、シーズアンドグロースさんのように多くの企業やそこで働く人、世の中の常識を知っている第三者の専門家の方にお話しいただくことで、新入社員は自然と「学生と社会人の違い」を受け止めることができ、理解が深まりました。
設計過程では何度も議論をさせていただきましたが、その中で、シーズアンドグロースさんが仰っていることに対し、私たちと思っていることが違うと感じることはなく、スムーズにやり取りできたと感じています。また、我々の感覚をどう資料や講義に落とし込めば学生に刺さるのか、という点では非常に学びもありました。
ありがとうございます。議論させていただきがいのある会社様なので、我々もいつも充実感を感じながら伴走させていただいております。

全社採用のきっかけは採用数3倍!トップダウンで行う意識改革
ご依頼いただいた当時は20名弱ぐらいの採用人数でしたが、今や60名ほど。3倍に増えて、とても大変でいらっしゃったと記憶しています。
そうですね。ご依頼当初は採用人数も少なく、会社としても新卒は採用担当に任せておけば当たり前に入ってくるだろうという雰囲気がありました。
しかし、新卒60名の採用になり、採用担当だけで採用目標数を達成する難しさや、他社が採用に苦戦している状況もあり、採用予算を増やして経営陣から現場まで組織全体で取り組む「全社採用」をしていこうという流れになってきました。その結果周りの協力も増え、採用担当としてできることが増えましたね。
以前よりも明るく前向きに採用活動に取り組まれていらっしゃいますよね。全社採用に方針が変わり、現場社員の方の反応はいかがですか。
60名を採用することになり、「60名も入社するなら新入社員が自分の部下になるかもしれない」「ちゃんと協力しないと」という意識が出てきました。
今後会社を背負う新入社員がいかに重要かということを、トップダウンで説明したことも現場の意識変革に有効だったと思います。
新卒採用や若手の教育を通して、インナーブランディングをされてらっしゃる印象があります。
まだしっかりとはできてはないですが、今後そういったところを目指してやっていきたいと思っています。また、人事評価項目に内定者や新卒の育成を紐づけるといった動きもトップダウンで行ってきたこともあり、インナーブランディングのきっかけになっていると感じています。
この数年は採用と教育部の連携も密になり、一貫したフォローはもちろん、やりたいことが出来ているという感じがしますね。
毎年課題立脚で、採用・教育を一気通貫で行われていて、かつ毎年きちんとブラッシュアップされているところが素晴らしいなと感じています。

採用・教育は次のフェーズへ、エージェント依存脱却と社員の意識変革
その他の今後の展望や、次なる挑戦についてもお伺いできますでしょうか。
採用においては、今年は大学との関係強化をテーマにしています。
今はエージェントありきのところがありますが、時間がかかっても、大学との関係を強化し、大学の授業に登壇したり、インターンシップの推薦企業に登録いただいて学生さんを派遣いただいたり、一歩踏み込んだ関係構築を行っていきたいです。
また、オペレーションセンターに初期配属する職種の採用を積極的に行っていきたいですね。今までとターゲット層が少し異なるため、大学の層も広く関係を作りたく、様々な大学にお声掛けさせていただいています。
教育においては、新人受け入れ部署側の意識を変えていきたいです。
全社採用になり、「良い人材を採用することが、会社の人的資産になる」ことはかなり浸透しましたが、「自分たちが新入社員をうまく育てていかないと、せっかく良い人材を採用しても意味がない」というところまでは、まだ理解が浸透していません。
以前、受け入れ側の研修を実施しましたが、参加者はすでに「自部署は新人受け入れの重要性を理解している」「自部署はきちんと受け入れ出来ている」と思っています。もちろん出来ている部分もありますが、全社的にはまだ不十分です。教育担当部としては、改善の余地ありと考えています。
採用・教育課題の解決のため、弊社に期待されることはございますか。
採用においては、新たに手掛けているオペレーション関連の職種採用にあたり、夢と希望でいっぱいの内定者と接する先輩社員は、採用の肝となる重要な存在ですが、その先輩社員の意識改革や教育はまだまだこれからです。ぜひ、学生が「こういう社会人になりたいな」と未来のキャリアをイメージできるような先輩社員の育成支援をお願いいたします。
教育については、業界や他社事例などの情報共有をお願いしたいです。
新人が配属して一番初めに頼りにするのは、社会人2~3年目の歳が近い先輩社員たちですが、この層が成長しすぎてしまって…
新卒から見ると、歳の近い先輩ではなく、会社側の人間で遠い存在になってしまっているので、対策が必要だと感じています。この状況を打破するためのアドバイスや情報共有をいただけると嬉しいです。
かしこまりました。今後も情報共有をさせていただきながら、議論を積み上げ、採用から教育まで一気通貫でご支援させていただきます!

※本記事は2026年4月時点の情報を基に作成しています。
今回ご協力いただいた企業様のHPはこちら
- SocioFuture株式会社 様
- 金融・行政・ヘルスケア向けアウトソーシング・システム開発・保守・コンサルティング業
- https://www.scft.co.jp/
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