INTERVIEW
お客様の声
シーズアンドグロースは、
採用成功という共通の目的を持って、
本気で議論をし合えるパートナー。
TOTO株式会社 様
○企業知名度は一定あるものの、身近すぎて学生から就職先として意識してもらえない
○就職先としての魅力を訴求したい
◯冬期インターンシップ参加学生のほぼ100%が選考にエントリーしてくれた
○自社の魅力を実感できた
「トイレの会社」から「働きたい会社」へ。
1917年の福岡県北九州市での創業以来、TOTO株式会社様は「健康で文化的な生活を提供したい」という信念のもと、水洗便器をはじめとする衛生陶器の製造に着手。現在では、トイレをはじめ、浴室、キッチン、水洗金具など幅広い水まわりの総合メーカーとして、広く世界中の人々の生活に欠かせない会社です。
今回は、2022年夏のインターンシップ企画・制作をご依頼いただき、その後は現場受入れ型インターンシップの監修や学生向けのイベント登壇をさせていただくなど、現在も伴走を続けているTOTO株式会社様にお話を伺いました。
弊社に最初にお声がけいただいた時、採用活動においてどのような課題を持たれていましたか?
課題は3つありました。1つ目は、日常生活において馴染みがあるという点で学生もTOTOを認知してくれてはいるものの、就職先として意識してもらうにはハードルがあると感じていた点。本社がある九州では、ありがたいことに多くの学生さんから興味を持っていただける部分もありますが、全国から多様で魅力的な方を採用するためには、今以上にできることがあるのではないかと考えていました。
2つ目は、1つ目の課題もあり、働く会社としての魅力を実感してもらえる施策が必要だと感じていた点。「トイレの会社」という単発的なイメージで完結せずに、更に一歩進んで「働きたい会社」になりたい、できればTOTOの事業や理念に共感してもらい、「○○をしたいからTOTOに入社したい」と思ってもらえるような具体的な魅力訴求を目指していました。
3つ目は、近年の就職活動の早期化には早急に対応し、学生さんが求めているタイミングで、情報提供ができるような企業でなければならないと感じていた点です。
弊社の採用課題や条件に合わせ、型にはまらないベストな提案をしてくれました。
そのような課題があるなかで、弊社にお問い合わせいただいた経緯をお聞かせください。
我々のインターンシップは、もともと全て内製していました。今回も、最初は、3つの課題を全てクリアするコンテンツを準備しようと社内で知恵を絞ったのですが、なかなか難しいなとなって。特に、早期化に対応し、これまでよりも早いタイミングで学生さんと接点を持つことを考えると、まだ業界・企業研究を始めたばかりの学生さん含め幅広い層に興味を持ってもらうコンテンツにしなければならない。そう考えると、どのようなコンテンツが適切なのか判断ができませんでした。そこで、プロの力を借りようという話になりました。
そこから、新卒採用のサポートをしてくれる企業を探し、複数の企業から話をうかがいました。当時、話を聞いた担当者が「圧倒的にシーズアンドグロースさんが良かった」と言っていたのを覚えています。話をうかがった多くの企業が、その企業の持つ既存の成功パターンの提供を申し出てくださった中で、シーズアンドグロースさんは、弊社の課題やニーズを細かくくみ取った上でフルオーダーメイドの支援を申し出てくださいました。ご提案いただいた内容も、論理的で納得感がありました。そして、調べていたらシーズアンドグロースさんとは以前にもお取引があったようだったので、当時の担当者を社内から見つけ出し、当時の様子を聞いたらその担当者も非常に満足度の高い支援をしてもらえたと言っていたので、高い期待を持ってお願いすることにしました。
理念に本気で共感し、泥臭く、しぶとく一緒に同じ目的を持って議論できる会社。
実際にサービスを利用されて感じた効果について教えてください。
まず、今回監修をしていただいたインターンシップに参加した学生さんが、TOTOで働く魅力や我々の製品づくりへのこだわりを理解してくれたと感じました。
また、これまでのインターンシップにはなかった、仕事や理念を具体的に感じてもらえるようなワークでもあったため学生さんの納得度も高かったのではないかなというのは運営をしながら肌で感じますね。新卒採用における動機形成だけでなく、今回はご縁がなかった学生さんもまたキャリア採用でTOTOを思い出して志望してくれるかもしれませんし、キャリア採用に向けたブランディングにもつながっているなと。
これは、制作過程でシーズアンドグロースさんが、幾度にも及ぶコミュニケーションを嫌がらず、時には泥臭く、非常に辛抱強くTOTOの採用成功を目指した活動に寄り添ってくださったことと、客観的な視点を持って色々なアドバイスをいただいたおかげだと感じています。TOTOをテーマにしたワークを内製しようと思うと、自社視点が強くなってしまうこともあるのですが、今回はシーズアンドグロースさんに入っていただいたおかげで、学生さんがどう受け止めるかとか、学生さんからの見え方がどうかとか、学生視点の気づきをいくつかいただきました。
例えば、我々が自社の魅力を説明するフェーズで遠慮が出ると「そこはもっとアピールしていきましょう!TOTOさんの大きな強みです。学生も魅力的だと思いますから。」とか、「ここはもう少しコンパクトに収めましょう。」とか。ワークをただ制作するだけでなく、私たちが気づいていなかったTOTOの強みや、“らしさ”を議論しながら引き出していただきました。
TOTO様は知名度があるだけに、学生さんからは「トイレの会社」、「世界に誇れる大企業」のように表面的にだけ捉えられてしまう側面もあると思いました。「トイレ」以外にも多くの価値を生み出し我々の生活を支えてくれている会社である“幅”や、生活に密接に関わる製品をつくっているからこその、利用者視点に立った緻密なこだわり、そういった表面的には見えづらいTOTO様の強みを打ち出していきたいと考えていたので、学生さんにそれが正しく伝わって、採用成功に結び付けば嬉しいです。
採用活動はすぐに効果が出るものではないので難しいですが、今回制作の支援をしていただいたインターンシップは、TOTOで働くことをリアルにイメージしてもらえる内容なので、長期的に効果が現れてくるのではないかと思っています。
今回、TOTO様とは多くの議論を重ねました。ご協力いただきありがとうございました。
本当に多くの議論を重ねましたね。(笑)予定された打ち合わせ以外でも何度も電話で話し、細かなやり取りを繰り返してもらえたことも、とてもありがたかったです。お互いが納得するまで議論を続けていた中で、いつも率直な意見をくれる安心感がありました。シーズアンドグロースさんはTOTOへの理解の深さに加え、当事者である我々と同じ熱意と真剣さをもってTOTOのことを考えてくださって、打ち合わせをしていると「あれ?TOTO社員と話しているのかな?」と錯覚するほどでした。(笑)
今回、「外注する」ことは、「全てをお任せする」ことではなく、「目的を共有して二人三脚で一つのものを創り上げていく、そうすることで自分たちだけで創るよりもより良いものになったり、大きな結果が得られたりする」ことなのだと学びました。だからこそ、外注する際は、自分たちが心から信頼できる会社さんと組まなければならないなと思っています。
現在は、夏に続いて、冬のインターンシップにもお力添えいただいています。おかげさまで、参加学生さんのほとんどがそのまま選考へと進んでくれました。シーズアンドグロースさんと取り組んできたことが、成果に結びつきはじめており、これからも良いご縁が続けば良いなと思っています。
シーズアンドグロースさんには採用の専門家として客観的な立場でインターンシップ制作などのコンテンツだけではなく、常に新しい提案を期待しています。
本日はありがとうございました! 今後も親身に支援させていただきます。
※本記事は2023年9月時点の情報を基に作成しています。
今回ご協力いただいた企業様のHPはこちら
- TOTO株式会社 様
- 住宅設備機器メーカー
- https://jp.toto.com