事例: <書籍出版記念2>理念・ビジョン

2019. 04/25

<書籍出版記念2>理念・ビジョンに込められた想いを社員全員が語れますか?

みなさん、こんにちは。シーズアンドグロース代表の河本です。
4月26日の書籍出版に関連したブログ、2回目は「会社の理念・ビジョン」についてです。

会社にとって理念・ビジョンとは必要なものでしょうか?
そもそも理念・ビジョンとは何なのでしょうか?

本来、理念というものは不変的なものであり、会社のスタートを示すべきもの。
そして、ビジョンというものは可変的なものであり、会社の途中目標を示すべきものです。

結論ですが、理念・ビジョンは企業にとって必ず必要です。
では、なぜ理念・ビジョンが必要なのでしょうか。

それは、昔と今では事情が変わるように思います。

昔は組織を1枚岩にするために会社の存在価値である理念・目標であるビジョンを確立し、
どこまで浸透できるかが鍵でした。
浸透度こそが組織の強さをはかれる指標だったとも言えます。
つまり、理念・ビジョンを暗記し、唱和することで1枚岩にする軍隊的な組織が強かったと言えます。

しかし、今は終身雇用が崩れ、働き方も多様化し、
さらに少子高齢化・労働人口減少の問題から人不足の企業も存在しています。
その中では「お金を稼ぐ手段≠仕事」となるケースも多く、
「お金を稼ぐだけではない価値」を従業員は会社へ求めてきます。

目に見える報酬である給与や労働時間、休日数はもちろん大切です。
ただ、目に見えない報酬である「感謝」「貢献実感」を従業員が感じやすい環境整備こそが、
多様性の時代の中で従業員が自らの意志で会社に属し、求職者が応募してくる会社になる道なのです。

つまり、「感謝」「貢献実感」を従業員が感じやすい環境整備こそ経営者の役割なのです。

理念・ビジョンは暗記すればよいものではなく、
現場において定期的に「会社に属してよかった」と思える実感値フレーズであるべきです。
そして社員が理念・ビジョンに込められた想いを語り、体現してこそ
顧客からの「感謝」や「貢献実感」を感じやすくなるといった好循環が生まれるのです。

同じ業界の企業においても理念・ビジョンは必ず異なります。
すなわち、それだけ自社には他社には真似できない固有の価値観が存在し続けているのです。
そこから目を背けず、嘘偽りのない気持ちで従業員に働いてもらうことこそ
これからの時代の理念・ビジョン経営です。

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— この記事の著者

河本 英之

シーズアンドグロース株式会社 代表取締役

2005年、株式会社リンクアンドモチベーションに入社。
採用戦略から組織人事領域に従事し、大手企業から中小企業まで幅広く500社以上の採用・育成コンサルティングを担当。

2010年7月、シーズアンドグロース株式会社を設立。
独自かつフルカスタマイズのプログラム作りで、多くの企業の新卒採用と人材育成を担当。

業界業種・企業規模問わず、数多くの企業様の新卒採用・人材育成をご支援させていただいた経験をもとに、経営者様・人事担当者様のお役に立つ情報をブログにてお届けしていきます。

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