事例: リクルーター研修の研修内容、対象

2018. 09/07

リクルーター研修の研修内容、対象者、効果、メリットについて解説!

  1. 1.リクルーター研修とは
  2. 2.リクルーター研修の一般的な研修内容
  3. 3.リクルーター研修の対象者
  4. 4.リクルーター研修の効果・メリット
  5. 5.まとめ

リクルーター制度はバブル崩壊前後、大手企業を中心に積極的に取り入れられてきました。
その後の不況や採用規模の縮小などが原因で、一時は縮小傾向にありました。
しかし、現在は企業が採用難に陥るケースも珍しくなく、
加えて2016年度新卒採用から採用シーズンが後ろ倒しにされ、採用市場も変化しています。
これらの環境要因に伴い、リクルーター制度が見直されつつあります。
そこで今回は、リクルーター育成によって採用効果・効率アップを目指す「リクルーター研修」について解説します。

リクルータの選定基準についてはこちらへ↓
リクルーターの選定基準と役割について解説!

リクルーター研修とは

最初に、リクルーター制度について簡単にご説明します。
リクルーター制度とは、人事ではない現場社員が「リクルーター」として
就活生に直接接触して面談を行い、優秀な人材確保へつなげる仕組みです。

リクルーター制度の目的・効果としては、以下の3点が挙げられます。

・企業・業界の魅力、仕事のやりがい、人の魅力などを学生にアピールする
・現場代表として学生の質問に答えることで、学生の不安を解消する
・社員が学生に対して仕事内容などを語ることで、社員の成長に繋がる

リクルーターは現場社員が担当するため、
採用活動への参加にあたって事前準備が必要となります。
そこで、リクルーター研修によって、リクルーターに必要な心構えや知識・スキルなどを習得するのです。

リクルーター研修の一般的な研修内容

リクルーター研修は自社でも実施可能ですが、コストパフォーマンスを優先するならば、
専門企業が提供するリクルーター研修を導入するのがベターでしょう。

リクルーターという役割の特徴は、経験の浅い現場の若手社員が担当することが多い点です。
そこで、講師派遣型の講座で1日以上かけて、じっくり取り組むことをおすすめします。

リクルーター研修では、一般的に以下の内容を習得します。

新卒採用に関する知識

・採用市場のトレンド情報
・自社の採用プロセスや採用基準
・採用活動におけるリクルーターの役割
・学生対応や大学応対時のマナー

会社理解・業界理解

・自社の業務内容
・自社・業界の特徴や魅力
・他の部署の業務内容

学生を惹きつけるためのコミュニケーション力

・自社アピールのための「話し方」
・学生が話しやすくなる話の「聴き方」
・質疑応答の際のポイント

プレゼンテーション・質疑応答(実技)

実技では、学生にとってわかりやすく、
なおかつ伝わりやすいプレゼンテーションスキルを磨きます。
リクルーター役、学生役に分かれてロールプレイ形式で行います。

・会社紹介
・自社や業界の特徴・魅力とは
・仕事内容や仕事のやりがい
・キャリアヴィジョン
・質疑応答
・振り返り・フィードバック

リクルーター研修の対象者

リクルーター研修は、若手社員を対象にしたプログラムが組まれるのが一般的です。
リクルーターは、入社1~5年目の若手社員、6~15年目の中堅社員、ベテラン社員といった年次別でミッションや役割が異なります。

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中でも、若手社員は学生と年齢が近いため、双方がアプローチしやすいメリットがあります。
また、若手社員は学生にとって、将来のロールモデルにもなり得る存在です。
そのため、若手社員は学生の入社意欲を高めるテクニックを身に付けることが求められます。

一方で、若手社員は現場経験が浅く、自社や業務への理解が十分とは言えないこともあるでしょう。
また、相手を惹きつけるコミュニケーション力やプレゼンテーションスキルも、リクルーターとして必須となります。

これらの知識やスキルを補い、比較的短期間でリクルーターを育成可能にしたのが、リクルーター研修なのです。

リクルーター研修の効果・メリット

ここからは、リクルーター研修を実施することで、どのような効果やメリットが期待できるかを見ていきましょう。

採用活動に期待できる効果・メリット

・他社より早く、優秀な学生にアプローチできる
・リクルーター面談を通して、安定した母集団形成が可能になる
・学生の入社意欲の向上につながる
・採用のミスマッチを防ぐことができる
・内定辞退の減少により、採用ロスを減らせる

リクルーター自身への効果・メリット

・会社理解・仕事理解が深まる
・コミュニケーション力やプレゼンテーションスキルを磨ける
・自社の魅力を再確認することで、仕事へのモチベーションが上がる

自社にもたらされる効果・メリット

・採用期間の短縮と採用コスト削減が可能になる
・新卒採用の費用対効果が上がる
・学生の入社前の理解度・納得度が高まることで、早期退職のリスクを減らせる

まとめ

今回はリクルーター研修を取り上げて、その内容や対象者、効果・メリットをご紹介しました。
リクルーター研修の導入は、優秀な学生の採用に限らず、社内の人材育成への効果も期待されます。
シーズアンドグロースでも、リクルーター社員を対象とした研修などの各種サービスをご用意しております。
貴社の採用効率と効果を上げる取り組みとして、リクルーター研修の導入を検討してみてはいかがでしょうか。

— この記事の著者

シーズアンドグロース 新卒採用事業部

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